暇な大学生が社会人になりきってみたら…?
こんにちは、内定者のすなです。
就活をするにあたって将来どう働くのかを考えることは多いと思います。しかし、学生生活を送りつつ「社会人生活」や「どう働くか」を実際に経験することは難しいですよね。
経験していない中で「働くイメージを持とう!」と言われても、まずイメージが湧かなかったり、考えてみてもそのイメージが合っているのか分からなかったり。
そこで!そんな悩める境遇の学生を代表して、とある内定者に社会人になりきってもらい、先輩に実際にインタビューしてイメージと現実のギャップを確かめてみました。皆さんが働き方について考えるきっかけになれば嬉しいです。
営業職になりきってみよう!
まずは、今回働くイメージを持って(せっかくなのでなりきって)みよう!そしてそれが合っているのか検証し、イメージを深めよう!という企画に挑戦する内定者を紹介します。
石郷岡くんです~!
彼は現在、自称学生ニート。かなり自由に生活しており、社会人生活とは程遠い生活を送っているとのこと。検証のしがいがありそうですね!(笑)
なお、さっそくスーツなあたり、なりきるのに気合十分です。(笑)
ではさっそく彼の社会人イメージをまとめていきます!今回は彼が就く可能性のある営業職を想定し、7つのイメージについてまとめ、なりきってみました。
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出社後はすぐに外まわりへ。帰社は夕方以降。
営業さんと言えば外まわり!あまり会社にいるイメージはなく、定時近くまでずっと外で働いていそう。
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1日に何社もまわるためかなり忙しい。
外まわり中はとにかく何社もまわって忙しく移動していそう!いかに多くまわるかという数の面も大事なのでは?
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隙間時間はカフェでパソコンをカタカタし、プレゼン資料作成。
アポとアポの間など、外で隙間時間ができた時は、近くのカフェでパソコンを使ってプレゼンのための資料作りをしているのでは?実際カフェに行くとパソコンをカタカタしている社会人をよく見かけます。
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プレゼン資料などをたくさん持ち歩く。
1日に何社もまわって商材の魅力を伝えるとなると、それだけ見せたり説明したりするための資料も必要になり、持ち歩く荷物が多くなるのでは。
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飛び込み営業するも成功率は低め。
アポありの営業以外にもやっぱり飛び込み営業もやるのでは?とはいえ、飛び込みだと営業させてもらえないことも多そう…。
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テレアポを取るためにたくさん電話する。
アポを取るときは電話が一番多そう!アポを取れるまで電話をかけるとなると、相当な数の電話をかけていそう…!
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なかなか契約までいくのは難しいが、できたときはかなりの達成感を得られそう。
契約成立にまで漕ぎ着けるには、何回も営業を重ねる必要があったり、お相手との信頼関係を築く必要があったりと難しいことがたくさんありそう…!その分、できた時こそ達成感を得られるのでは?
ここまでなりきりながら営業職のイメージを羅列してみましたが、やっぱりこのイメージ合ってるのかな…と不安に思いますし、どれも曖昧なイメージでしかありません。
とりあえずイメージはあっても、ここから自分の将来像を考えるのは難しい、やっぱり営業職への理解が足りてないのでは…というのが感想です。
というわけで、働くイメージを深めるために実際に営業をしている方にインタビューをしてみます!!
インタビューから実際の営業職を知る!
インタビューに答えていただいたのは、営業職1年目の村上さん。村上さんは人事・総務向けのサービスを多く載せている弊社の@人事という冊子から、人事・総務担当者様に対して各企業様に合うサービスをご紹介して課題解決をするコンサルティング営業をしています。
1年目ということで新卒の営業職の仕事のイメージを深めるにはぴったりですね。さっそく聞いてみましょう!
※ここでご紹介する営業職については、あくまでもリスペクトの営業の一例です。全ての企業の営業がこの通りではありません。
まず初めに石郷岡くんがなりきった1~7のイメージが合っているのかをお聞きしました!
イメージ1
出社後はすぐに外まわりへ。帰社は夕方以降。
「日によるけど、このイメージが合っていることもあります。」
「基本的に10:00~、13:00~、15:00~の3つがアポがある時間枠で、この3つのうち全てにアポがある日はこのイメージ通りになります。ただし、日によってはどこかの時間枠にアポがない日もあり、そのような日は外へ行く時間や帰社の時間ががお昼~午後になります。ちなみに、ノーアポデーの日もありますよ。」
☆ノーアポデーは意外でした!外まわりをしているイメージが強すぎたみたいですね。
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1日に何社もまわるためかなり忙しい。
「上記の時間枠の通り、1日1~3社をまわることが多いです。稀に4社まわる日もあります。」
「1社につき営業する時間は20分~1時間20分ほどとお相手によってかなり変わります。
次のアポがあるときは、長引きすぎないようお相手の反応も見つつ話す時間配分を考えていますね。」
☆移動がとんでもなく忙しいというよりは、時間管理能力が大事になってきそうですね…!
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隙間時間はカフェでパソコンをカタカタし、プレゼン資料作成。
「カフェでパソコンをしているのは合ってます、私は資料作成というよりは営業の後処理をしていることが多いです。」
「隙間時間がある時は駅の周りにあるカフェでパソコンを使っています。ちなみに電車でパソコンをすることもありますよ。プレゼン資料作成というよりは、営業に行ったお相手にお礼のメールやお勧めのサービスをご紹介するメールを送ったり、営業の議事録作成をしていたりすることが多いですね。」
☆よく見るカフェでの光景はやはり正しかったですね!
なりきっていたときは営業に行くことだけを考えていましたが、営業職の仕事の中には営業に行った後の仕事もありました…!言われてみれば当然これも大切なお仕事ですね。
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プレゼン資料などをたくさん持ち歩く。
「@人事の冊子をまわる社数分、自分が営業のために勉強をしてメモした@人事を1冊、その他営業ツールを持ち歩きます。まわる社数が多いとイメージ通り荷物は多めです。」
「@人事が分厚いのでまわる社数が多いと荷物が重くなりますが、分厚いのはそれだけ情報が詰まっているからです。重いのは嬉しい悲鳴ですね!」
☆どんな商材の営業かで荷物の量は変わりそうですが、お相手に見せるためのプレゼン資料だけでなく、説明のために自分がメモをしたツールも持っているというところは私たちのイメージから抜けていたように思います。
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飛び込み営業するも成功率は低め。
「@人事では最近、飛び込み営業に近いことを始めました。アポが入っていない時間にその日の訪問場所近辺の企業様を訪問するというものです。普段の営業とは違い、ご挨拶や@人事のご紹介といったことが目的なので、その場ですぐに契約してもらおう!といった営業とは異なりますね。」
「@人事をお送りしている人事さんや、イベントでお会いした人事さんに、ご挨拶しつつ新たなサービスを紹介するなどをしています。目的は@人事に良い印象をもっていただき、新たなサービスを活用していただく、といったことなのでその意味では成功率が極端に低いというほどではないですよ。」
☆リスペクトにおいては、私たちがイメージしていた、全く接点を持てていない企業様にアポなしで伺うという飛び込み営業ではなかったです。また、しっかり営業をすることが目的だと思い込んであまり成功しないのでは?というイメージもあったのですが、そもそも目的がイメージと違っていました。
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テレアポを取るためにたくさん電話する。
「私はテレアポはあまり取らないです。」
「リスペクトには「営業支援課」があり、テレアポをかけてくださる方々がいます。私のような営業は取ってもらったアポをまわるという形なんです。ちなみに営業支援課の方はかなりの数の電話をかけてようやくアポが取れるみたいなので感謝してまわってます。私は近々訪問する方にご挨拶しつつ、事前に聞いておきたいことを確認する電話が多いです。」
☆テレアポを取る人と営業にまわる人が分かれている場合もあるようです!自分でテレアポを取る場合はイメージ通りたくさんかける必要がありそうですね…!
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なかなか契約までいくのは難しいが、できたときはかなりの達成感を得られそう。
「@人事の営業のため、何かを売る契約をするのとは少し違うんです。お相手に役立つサービスをご紹介して、人事・総務の方をお助けするのが目的なので、役に立てたと思えた時が嬉しいですね。」
「私の営業はモノやサービスを売る契約までその場でするという営業とは少し違うので、そこはイメージと違うと思います。達成感については、営業の成果が数値で出るとやはり分かりやすいので嬉しいですが、やっぱりお相手からお礼を言っていただけた時など、役に立てたと思えたときがかなり嬉しいですね。」
☆”契約を取る”というイメージがリスペクトの村上さんのような営業さんの仕事においてはそもそもズレていました。また、達成感があるのは契約を取れるかどうかという形式的な結果が出たときかと思っていましたが、お相手からお礼を言ってもらえたら確かに嬉しいですし、達成感もありそうです!
なりきったイメージの答え合わせをしただけでも、どこが合っていて違っていたのかが分かってイメージの曖昧さが薄れてきました!
ここからもう少しよく知るためにさらに質問させていただきました!
Q.私たちがイメージ1~7で挙げたもの以外にある営業職の仕事はどんなものがありますか?
「(一例としては)これから訪問する企業様の情報を調べて、どんなお悩みを抱えていそう か、どんなサービスをお勧めできそうか、などを予想することや、どうやったら@人事の魅力をより伝えられるかを考え、@人事の営業自体の企画(アポのとり方、どうまわるかなど)をすることなどがありますね。また、ノーアポデーの日は、私は会議や次の日以降に行く営業の準備、営業に行った企業様への連絡や提案、自分の営業の改善点のまとめなどを行っています。」
☆イメージ3で営業に行った後の仕事を知りましたが、ここで営業に行く前の仕事についても教えていただきました!(こちらも言われてみれば当然の仕事なのになりきった時には抜けていました…(反省))ここで、調査→予想→営業→お礼、議事録、追加の連絡や提案という仕事の流れが明確になってきました!
また、イメージ1で意外だったノーアポデーの仕事内容も理解が深まりました!
Q.入社前と後で営業職のイメージの変化はありましたか?
「入社前はよく営業のイメージにあるような、ノルマがあって、上下関係があって、ノルマは達成できないと怒られて…というようなイメージでした。でも、やってみると数値目標に達しないと怒られるというわけではなく、先輩がなぜ達しなかったのかを一緒に考えてくれ、自分の営業を見に来てフィードバックもくれました。この点はイメージが変わりましたね。」
☆確かに”ノルマを達成しないと怒られる”は営業職と言われるとイメージしますよね…!です が、リスペクトでは怒られるわけではなく、改善に向けて先輩が一緒に考えてくれるようです!(営業になる可能性の高い私たちもちょっと安心…ε-(´∀`*)ホッ)
Q.営業さんによって営業のやり方の個人差はありますか?
「ありますよ!先輩の営業に同行したときに、聞き上手なタイプ、提案が上手なタイプ、その場を楽しい時間にするタイプなど、色んなやり方があることを感じました。私はこれらのタイプのハイブリッド型を目指していきたいと思ってます!」
☆個人個人が自分の得意なところを活かして営業しているんですね。私たちも自分の得意を活かした営業スタイルを見つけていきたいです!
これにてインタビューは終了です。村上さん、ありがとうございました!!
まとめ
というわけでインタビューをしましたが、このインタビューを通して、最初になりきってみたときに比べてかなりイメージの曖昧さが薄れ、具体性が増しました!
学生のうちに実際に完全な社会人生活を経験することは難しいですが、それでも働くイメージを深めることはできます!
今回石郷岡くんとやった方法は働くイメージを深める方法の一例です。
自分で思う働くイメージを(なりきらなくても笑)、まとめる→そのイメージや気になることを実際に働く社員さんに聞いてみる→気付く
こうすることでイメージを深めることができました。
他にも可能であれば、営業体験など知りたい職の体験、見学をしてみる、また、体験、見学をした人に聞いてみるなどの方法も良いと思います!
ちなみに、リスペクトで@人事の営業体験をした内定者は、「営業はサービス紹介がメインだと思っていたけど、少し違ったんだ。サービス紹介も大切だけど、その前にお相手の課題のヒアリングに重点を置いてるなぁと感じた。課題を見つけることも営業の大事な仕事だと気付いたよ。」と言っていました。体験したことでイメージが大分深まったようです。
聞いたり、体験したりして自分のそれまでのイメージとの違いに気付き、イメージをさらに深めることが将来の働き方を考えるのに役立つのではないでしょうか。
将来どう働くのかな…? 皆さんも学生のうちから考えて始めてみませんか?