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【検証】いざ、会社説明会へ!最善の移動策は?

内定者

こんにちは~!

先週から始まった19卒内定者企画、今週も元気ハツラツ!頑張っていきます!

今回は19卒内定者の石郷岡(いしごうおか)がお届けします。

ここで簡単な自己紹介を。

出身は東海地方の片田舎、現在は仙台市在住。

マイブームは釣りです。最近釣り情報を調べていたらフィッシング広告に騙されかけました。

以降の企画にも頻繁に顔を出すと思いますので、名前だけでも覚えて頂けると嬉しいです。

 

3年の、秋。就活、本格化。

9月まで暑さの残る気候でしたが、10月になり、一気に秋の空気に変わってきましたね。

自分にとって大学生活最後の秋になる(はず)ということもあり、

「去年の俺は何してたっけなあ…

そんなセンチメンタルな感情に浸ることも。

……。

そう、忘れもしない去年の秋。私はインターンや早期選考のため東京と仙台を行き来する生活。

日々インターンの選考を受け、仙台に戻り自己分析、企業分析を行い対策を練る…。

 

(嘘です。思いっきり遊び惚けてました)

 

夏インターンが一段落する秋は秋季・冬季のインターン選考、あるいは早期選考を行う企業の会社説明会など、ここから就活はさらに本格化します。

となると、必然的にオフィスや説明会に足を運ぶ機会も増えてくるわけです。

そこで私のような田舎生まれ田舎育ちの人間となると、大変です。迷うんですよ、交通手段。

仙台ならまだしも、東京となるとJRもありメトロもあり、何に乗ったらいいやら。

 

選択肢全て、試してみよう。

アグレッシブすぎる就活生

今回協力してもらった女性陣3名。石郷岡は右の男です。

というわけで、今回は(そんな田舎者の私のために)【東京駅→弊社東京オフィス(飯田橋)】の道のりを例にとり、大学生が会社説明会に向かう際に選択肢になりうる交通手段を比較することにしました。検証では当記事の共同制作者である女性陣3名に手伝ってもらい、4つの交通手段を用いました。

1.JR中央線とJR総武線を用いるルート

2.東京メトロ丸の内線と東京メトロ東西線を用いるルート

3.タクシーを用いるルート

4.徒歩(ダッシュ)によるルート

時間、金銭面、疲労感の3点から相対評価を行います。(全て少なければ少ないほど良いものとして評価しています)

全員東京駅丸の内中央口を午後0時、スタート!

※所要時間はあくまで計測当時のものです。実際の所要時間は電車のダイヤや交通状況によって変動する可能性があります。

(1) JR中央線とJR総武線を用いるルート

東京駅→(中央線)→御茶ノ水駅→(総武線)→飯田橋駅→(徒歩)→東京オフィス

  • 所要時間:22分47秒(3位)
  • 所要金額:160円(2位)
  • 相対的疲労感:同率2位

個人的にいつも東京オフィスに出向く際お世話になっているルート。

逆にこれ以外の鉄道経路があることを知ったのはつい最近のことでした。

電車の間隔も短く、御茶ノ水での乗り換えも非常に楽ですが、飯田橋駅からオフィスまで歩く分、時間がかかった印象でした。

 

(2)東京メトロ丸の内線と東京メトロ東西線を用いるルート

東京駅→(丸の内線)→大手町駅→(東西線)→飯田橋駅→(徒歩)→東京オフィス

  • 所要時間:24分12秒(4位)
  • 所要金額:170円(3位)
  • 相対的疲労度:同率2位

初めて東京オフィスに訪れた際は(東京メトロの駅に飯田橋駅ってあるんだ…)と思ったものです。

乗り換えで移動する距離が長い分、JRと比べて時間がかかりました。

ただ、疲労感に差の出る移動距離ではないため、疲労度の方はJRと同率2位としています。

 

(3)タクシーを用いるルート

東京駅丸の内タクシー乗り場→(タクシー)→東京オフィス

  • 所要時間:16分21秒(1位)
  • 所要金額:1420円(4位)
  • 相対的疲労度:1位

時間帯的な理由もあり、特に渋滞などにはまることなく順調に到着。

立つ、歩く、あるいは電車を待つといった必要がないため、疲労度の評価についても1位としました。

金額を考慮しなければこの区間中最も快適で速い交通機関といえるでしょう。

ただし、通勤・通学ラッシュや交通事故等による渋滞の影響によって到着時間に差が生まれるため、過信しすぎるのは要注意かと。

 

(4)徒歩(ダッシュ)によるルート

東京駅丸の内中央口→(ダッシュ)→東京オフィス

  • 所要時間:17分13秒(2位)
  • 所要金額:0円(1位)
  • 相対的疲労度:4位

別名:スーツで皇居ランナールート

距離が3.6キロあるため、言うまでもなく疲れました。

荷物を最低限に減らせば、男性であれば20分ほどあれば到着できますし、東京マラソン気分を手軽に味わえます。

ただしエリートサラリーマンからの好奇のまなざしは避けられませんが。

ちなみに、普通に歩くと2倍ほど時間がかかります。

 

考察

今回の検証の条件は

(1)移動する人物は大学生

(2)弊社の会社説明会出席のため弊社東京オフィスに移動すること

(3)出発点は東京駅とする

でした。

そして検証の結果が以下の通りです。

JRやメトロの利点は金銭的なハードルの低さ、出発と到着の時刻が決まっているため時間を逆算して動きやすいなどの点にあり、この条件において最も現実的な手段といえるでしょう。ただし、交通トラブルによる遅延のリスク、時間次第ではありますが満員電車による疲労なども考慮するといいと思います。

タクシーの利点は所要時間の短さと快適さ(座れる、駅など特定の場所でなくても乗れるなど)にあります。金銭面を考慮するとかなりハードルが高いですが、時間に余裕がないとき、地方からの遠征で疲れているとき、あるいは天候不順のときなどに「歩く必要がない」という点で、メリットのある策といえるでしょう。ただしこちらも交通状況によって所要時間が左右される可能性があり、さらには乗りたいと思った時に必ずしもタクシーを捕まえられるとは限りません。そのため「タクシー=一番早い」といった安易な考えは危険といえます。

最後に徒歩ですが、利点は「お金がかからない」こと。この条件下では、走った場合電車よりも早く到着することが出来ましたが、汗だくになるうえ疲労も凄まじく、説明会中にウトウト…なんてことにもなりかねないので不向きだと考えます(「時間はないけど、お金も節約したい!」「体力自慢!こんなもの軽い運動です」、そんな節約生活を送る方、スポーツマンにはオススメ。途中皇居などを見ることもできるので、時間にゆとりがあるときはゆっくり歩いてみて下さい)。

ただし、今回の条件とは違い一駅区間などの短距離移動の際は歩きの方が電車より早かったりするので、移動する距離、あるいは目的地とその最寄り駅との距離感を考慮して選択するといいと思います。

 

検証のまとめ

今回は移動する区間から4つの交通手段を検証してみました。

ですが、区間によってはバスなどの交通機関も選択できますし、シェアサイクルやレンタカーなどの交通手段も考慮しうるでしょう。

また、決断する材料も速さや金銭面だけでなく、天候、距離、道路状況や運行状況、見込まれる疲労度、トラブル回避などの安全性等、さまざまあります。

これらの多数の選択肢の中で一つの結論を出すためには、自分の置かれた状況、周囲の条件等の情報を整理し、判断軸に優先順位をつけることが重要です。

以下の状況の時、あなたはどんな交通手段を用いますか。

雨の日の午前11時15分、やっと家を出る準備が出来た。今日は12時に映画館で、友達と映画を見る約束をしている。映画館は家の最寄り駅から2駅だが、家から最寄り駅までは10分ほど歩かなければならない。

映画館へ向かうための交通手段は3通りある。

A.電車 家から最寄り駅まで徒歩10分、そこから映画館までは電車で20分ほど

B.タクシー 家から映画館まで車に乗れば15分

C.徒歩 家から映画館まで歩いた場合、所要時間は40分

私の場合、

(1)映画を始めから見たい

(2)映画のお供であるコーラとポップコーンを購入する時間も欲しい

(3)雨に濡れたくない

という理由で所要時間の短さと快適性を優先し、タクシーで向かうことを選択します。

ただ、普段からこんな些細なことで情報整理や分析、優先順位の設定を行っている人、そんなにいないんじゃないでしょうか。「いつも電車だし、今日も電車で行くかー」みたいな。

些細なことですが、普段見えていなかった選択肢を考慮することによって、いつもとは違う満足感を得られることもできますし、目もくれなかった選択肢が、実は一番今日の自分に適しているかもしれません。

こういった意思決定は、就活やビジネスの場においては条件や情報が複雑化し、決定を下すことが難しくなります。そんなとき、ゴール(目的)に向かうための優先順位をつけること、情報や条件の本質を理解することがより重要だと実感すると思います。

普段の何気ない意思決定の瞬間に、一歩立ち止まって「なぜこうしようとしたのか」考えてみてください。その理由を自分自身にしっかり説明できるようになれば、自分の言葉や行動に、少しずつ説得力が出てくると思いますよ、と自身もまだまだ言葉に厚みのない石郷岡からでした。

今週の企画は以上です!それではまた来週の企画をお楽しみに!

…………。

(帰りは東京駅までタクシー使おう…。)