こんな会社アリ!?3ヶ月休職して海外留学してきちゃいました!
株式会社リスペクト 中途入社ほぼ2年目の中根です。名古屋近辺出身でこれまでの転職回数2回。経験は営業職のみ。新卒よりも若々しくいることがモットーの酉年女性社員です。
学生の時と違って、ヒトタビ社会に出たらプライベートはあってないようなもの。留学とかしたいなら学生のうちにしとかないかん!……と、私自身も思ってましたが。
しちゃったんです。留学。社会人歴二桁をとうに越してる私が、3ヶ月のアジア留学しちゃいました。そして会社に戻ってきちゃいました。
こんなん認めてくれる会社、ありますかね?アルンデス。アッタンデス。
さぁさぁ、とくとご覧くださいませ。そんな破天荒なエピソードを。
はじめまして。まーまーベテラン営業ウーマンです。
こんにちは。まずは自己紹介から。
私は中根といいます。齢23歳で社会という大海原に勢い余って飛び出し、はや十数年の女性営業マンです。
これまでの経験社数は3社。今や誰もがご存知の大手企業と、超巨大なバックボーンを持つ知名度低めの企業での営業経験を経て、この株式会社リスペクトにご縁あって2016年に入社いたしました。
入社までの軌跡は、もし機会があればいずれお伝えするとして…今回は、そんなまーまー社会人歴の長い私が、3ヶ月間休職し、完全なる私的理由でアジア留学するという、普通に考えたらまかり通らない経験をさせて頂いたという内容を、徒然なるままに綴ろうと思います。どうぞお付き合いくださいませ。
突然降り立った美味しい話。突如湧き上がる欲望。そして葛藤。
さて、何から綴ればいいのやら。
話そうと思えばどんだけでも文字を連ねてしまいそうなので、適宜端折ります。笑。
そうあれは、去年のGW。私には結構自慢の親戚のおじちゃんがいましてね。
そのおじちゃんは、某愛知県三河地方の某有名なクルマ企業で長らく勤めていましてね。
かれこれ15年くらい前からマレーシアという国の駐在員として、家族を日本に置いて単身赴任で生活をしています。(それはそれは良い生活をしています。お手伝いさんはもちろん、専用ドライバーがいて何故か車両はベンツっていう。笑)
そんなおじちゃんは実は、数年前から身体を患っています。だんだんと身体の自由が効かなくなる病気です。そんな状態なのに「まだ動くから」と駐在満期まで帰国しない意志の固いおじちゃん。おじちゃんの話だけでもこれまたヒトネタ書けそうですが、それは次回。
そのおじちゃんから2017年GWに「お前、マレーシア来てくれないか。3月まで」と打診されました。唐突に。それはもう唐突に。
なんでも話を聞けば、下記の状況でした。
- 今のお手伝いさんとソリが合わん。
- そのお手伝いさんの契約更新がもうすぐ迫っていて正直切りたい。
- 他のお手伝いさん探すのもめんどいが、流石に一人では身の回りのことができない。
- 駐在満期までもうすぐだし。
- そういえば、お前いつか海外で暮らす経験したいって言っとったなぁ。
的な。気持ちいいくらい適当で、気持ちいいくらい魅力的な提案でした。なぜなら、わたしは確かに漠然と「人生で一度は海外で暮らす経験をしたいなぁ。旅行じゃなくて」という思いを持っていました。そんな折での、おじちゃんからの軽~いお誘い。さらにGWというちょっと考える時間あるやつ。笑。それはもう毎日寝ずに考えました。いえ、寝ながら考えました。
でもね、ダテに歳を重ねてきたわけではありません。この甘い誘惑の先にあるもの、そしてその決断をすることによって生じるさまざまな困難。会社という組織に属し、チームで働いているのだから私のわがままを貫き通すことは出来ない、でもこのチャンスを逃したら一生出会えないかもしれない。
そんな葛藤を抱え、日々アルコールの摂取量は増えていきました……。
決断。そして相談。
そんな葛藤の日々を経て、私が出した決断は「行こう。迷惑をかけてしまうがしっかり引き継ぎをして、半年後に退職して旅立とう。将来のアテは無いが、立つ鳥跡を濁さず、この会社を去ろう」でした。
なんにも先のことなんて考えてません。若い頃に豪遊の日々を送っていたツケで貯金も満足にはありません。くそぅ悔やまれる。笑。でも、「マレーシアに行けば何かが見つかる」そう思って旅立つことを決めました。
その私の甘い決断を我が社の代表に伝えるべく、サシ飲みにお誘いしました。ふたりっきりでご飯に行くなんて初めて。キャッ。
そして、伝えました。すると、こう言われました。
「ん~、中根さんが決めた人生の決断だから、俺は止める権利もないんだけどさ……仮にもし中根さんが俺の妹だったら、『お前アホか』って言うね~ハハハ」
そして、弊社代表はこう続けました。
「あれじゃん?3月末までなんでしょ?その先何も固まってないのに退職するってどうなの?そんなら休んでいけばいいじゃん。休職。ほいで向こうで何か将来のこと見つけれたらそれはそれでいいし、いったん帰ってきてから考えたら?」
私は耳を疑いました。こんな自分勝手な決意を受け入れてくれて、しかも会社にとっては不利益でしか無い”休職”という提案を代表がしてくれるとは。
ありがたいお話と思う反面、ここで甘えてはイケナイという気持ち、こんな中途半端な状況で在籍して迷惑をかける訳にはいかないという気持ち、まさにカオスでした。
自分だけでは消化しきれなくて、色んな人に相談しました。そして出した答えは「行かせてもらう」でした。
社外の人間は「すごくない?そんなん言ってもらえるってすごくない?だってめちゃわがままじゃん。あんた幸せもんだね」と。Definitely。
そのありがたみを噛み締め、わたしは2017年12月28日の年内最終出社を以て、3ヶ月半のお休みを頂き、マレーシアに渡りました。
そして、2018年4月16日にお約束どおり復職を果たし今日にいたります。
マレーシアで得た経験、出会いはかけがえのないものとなり、私の人生の中でもとても意味のある3ヶ月間となりました。
向こうで出会えた異国の親友、価値観、アイデア……本当に言葉では表せないほど有益なものを得ました。学生時代ではなく、この年齢で経験できたということも大きな価値となりました。今後の自分の人生が色づいたと思っています。
普通に考えたらアリエナイGoサインを出してくれた弊社代表、そしてそれを支えてくれた同僚の皆様に感謝しかありません。(の割にお土産ケチってごめんなさい笑)
未だに社外の人からは(お客さん含め)「よく行かせてもらえましたね~会社の許容力の広さハンパナイっすね」と言われます。
本当にその通りです。こんな会社がこの世にはあるんですね。ありました。心から感謝です。
実際に、会社に属して働くということは楽しいばかりではありません。企業活動はボランティアでは無いですし、ときには不条理を感じることもあるでしょう。
でも一方で、このような社員の暴走を広い心で受け入れてくれる会社もあるのです。
そんなイチエピソードが誰かの心を通して、記憶の片隅に浮かんでくれたらいいなぁと思いながら、筆を置きます。
長文へのお付き合いありがとうございました!
APPENDIX ~マレーシアおすすめ情報~
せっかくマレーシア行ってきたんで、ちょこっとだけ観光大使します。笑。お付き合いいただければ幸いです。
<中根的マレーシアおすすめスポット>
■バトゥ・ケイブ ~洞窟寺院~
国民の6割以上がイスラム教徒のマレーシアですが、こちらはヒンズー教の寺院です。超巨大な神様の像と272段の階段を乗り越えた先にある神秘的なエリアは圧巻!是非行って欲しい!
※但し仏像のポーズを真似して記念写真撮ろうとすると近くのおっちゃんにすごい勢いで怒られるからご注意を。(←当たり前か。ごめんなさい)
■ピンクモスク ~世界的にも珍しいピンク色モスク~
こちらはインスタ映え抜群のめちゃくちゃかわいらしいモスクです。普通にお祈りしている人も見られます。見学時間が決められていますが、近くにフードコートやちょっとした観光客向けのスペースもあります。個人的にはクルージングツアーが激オススメ!行ったらゼッタイ乗って欲しい!雨降ると散々ですが。笑。
<飲み食い編>
■ボンベイパレス
日本から遊びに来た友達がめちゃめちゃ感激してました。マレーシアで世界水準の最高のカレーを食すことが出来ます。ちょいと高級感の溢れる店内、日本人好きな日本語ヘタなスタッフ、とにかく満足です!コスパも良い!
■客家飯店(Hakka Restaurant)
こちらは、ガイドブックにも載っている有名店ですが、聞きしに勝る美味しさとコスパの良さ!名物はスチームボート(マレーシア風の鍋料理)ですが、個人的にはその他の料理が全部おすすめです。ビール売りのボディコンのチャンネーが、エンドレスにビールを注ぎに来るので(飲み放題ではない)それだけお気を付けください。飲まされます。
■チャンカット通り
こちらはお店ではなくエリアです。200メートルくらいの通りに飲み屋さんがひしめきます。アジア感はなくハイネケンとかギネスとかのマークがたくさん出ています。とにかく騒がしい通りですがパリピには楽しいです。笑。中根は滞在期間3ヶ月の間で行きつけの店を4件作りました。笑。
■ZOUK
またしてもパリピ情報ですみません。こちら、東南アジア最大級のクラブです。ほぼ毎週?行ってました。日本のクラブはイマイチな方も、マレーシアのクラブはお気に召す可能性大です!(私がそうです!)お酒と音楽に酔いしれたいなら是非どうぞ。安心安全ですよ!
以上、最後は完全に個人的趣味の情報拡散となってしまいましたが、
皆様にも新たな出会いが創出されることを楽しみにしています!