社内に電光掲示板! 日替り弁当のメニューを流した話
こんにちは! フロントエンドエンジニアの大島です。
リスペクト仙台オフィスでは毎日10時頃にお弁当宅配がやってきます。
毎日変わるお弁当メニューを自作の電光掲示板に流した話をご紹介します。
まずはこちらをご覧ください
【本日のお弁当速報】◆ からあげ弁当 500円 ◆ 焼き鮭弁当 550円 ◆ 肉野菜炒め弁当 500円 ★ みなさまぜひご利用ください ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ この速報は1週間限定で配信中です(まぶしいから)
このような文章が毎朝9:30に会社に流れるようにしました。
お弁当メニューには結構バリエーションがあり、毎日おかずが変わります。
お弁当屋さんからもらえるメニュー表の内容を2週間分登録して、自動で流すプログラムを作りました。
電光掲示板の概要
できること
- 任意の文章を流すことができます。
- ひらがな、カタカナ、漢字、英語などPCで入力できる文字は大抵表示できます。
- 自動でデータを取得して毎日決まった時間に文字を流すこともできます。(例:天気、株価、ニュース)
- LED明るさが15段階あります。
- 文字が流れるスピードを設定できます。
機器の説明
ボード
IoT開発ボードの「Obniz」を使用しています。
JavascriptやPythonでIoTプログラミングができます。
部品を配線すれば簡単に電子工作ができます。
これはLチカ(LEDチカチカの略。電子工作の第一歩)をしている様子です。
LED
8✕8のLEDが4つ連なったものを使用しています。
これを2本つなげて合計16✕32のLEDマトリクスとなります。
プログラム
Javascriptでコードを作成しました。
Wifi経由でObnizにこのコードを実行させます。
より詳細は
具体的な内容はQiitaの投稿にまとめてあります。
Javascript(Obniz)で電光掲示板を動かし、朝の連続テレビ小説のあらすじを毎朝7時に流す。
@bonsai3というアカウントで技術的な話もしているので興味のある方はご覧ください。
なぜ作った?!
Javascriptを触れるようにするため
Obnizを使えばJavascriptで電子工作ができます。
スイッチやセンサーなどの電子部品と組み合わせれば、ちょっとしたことを可能にする様々な機械が自分で作れるようになります。
私はこれを「Javascriptを実際に触れるようにする」と呼んでいます。
電子工作するとWEB開発のスキルが上がるかも?
Web開発にもJavascriptを使っています。
普段は仕事でブラウザ上の要素をJavascriptで動かしたり、処理を作成したりしています。
クリックイベントを取得したり、サーバーと接続したり、HTMLを生成したり・・・用途は様々です。
仕事でJavascriptを使ってWeb開発する
↓
趣味でJavascriptを使って電子工作する
↓
Javascriptスキルが上がる
↓
仕事に役立つ! Javascriptへの理解が深まる!
↓
趣味に役立つ! 電子工作への自由度が増す!
このような好循環を狙っています。
こんな使い方も
電光掲示板で会話する
その場で文字を入力してメッセージを流すこともできます。
これは同僚からの「進捗どうですか?」に対して電光掲示板経由で返答している様子です。
他にはこんなものを作りました
みかん運ぶ君
こちらは、箱で買ったみかんを社内各所に配るためのマシン、「みかんを運ぶ君」です。
スマホで操作することができます。
各デスクにみかんを配ります。
メッセージも入力・表示できます。「みかん美味しいよー」
今思えばなぜ作ったのか自分でもよくわかりませんが、
動機は確か、「みかんをどうしてもJavascriptで運びたかった」だったと記憶しています。
おわりに
弊社では社員が「何かをしたい!」と思ったら、たいてい勝手に始めてます。
周囲の迷惑にならなければ特に許可も必要ありません。
社内で同士が集まり一つのサークルができる場合もありますし、やってみたいことを追求しソロ活動を続ける人もいます。
私の場合は、「仕事で得られる技術と趣味で得られる技術をつなげてよくわからないものを作る活動」をしています。
リスペクトは「何かしたい!」という思いに寛容な、自由度がある会社です。
興味を持った方は一緒に働きましょう。
ちなみに、私が次に作ろうと計画中なのは「開けたら中身が光るメガネケース」です。