コーディングってどんな仕事?
フロントエンドエンジニアの大島です。
今回はコーディングについてご紹介します。
Webサイトの制作の最終工程がコーディングです。
様々な考えが盛り込まれたWebサイトの企画が、コーディングによって形となり世の中へと巣立っていきます。
コーディングという仕事をざっくり説明すると
「コーディング」という仕事があります。大まかな役割を説明すると次のようになります。
- HTML、CSS、JavaScriptを書く
- Webサイトをポチポチとクリック出来るようにする
ざっくり説明するとこの2つです。
コーディングに取り掛かる前には、Webサイトの企画とデザインデータの制作が必要です。このWebサイトの企画とデザインデータ制作は各部署の担当者が行うので、それをコーディングしてWebサイトにし、リンクをクリックできるようにします。これが「コーディング」です。
そしてコーディングを行う職業の人を「コーダー」と呼びます。
コーディングの仕事を細かく説明すると
コーディングの役割を大まかに説明すると前章の「HTML、CSS、JavaScriptを書く」「Webサイトをポチポチとクリック出来るようにする」です。実際はこの2つの役割を達成するために、こんな細かいことをやっています。
- デザインデータに基づいてコーディングする前に、仕様の確認を行う
- Webサイトを公開するサーバーで利用できる技術を把握する
- WordPressなどのCMSの導入を検討する
- 主な技術としてHTML5、CSS3、jQuery、PHPを使う
- Webサイト公開後の運用や保守も考慮して、メンテナンスしやすいサイト設計を行う
- デモサイトなど、動きのわかるものを作成する
- 技術的に新しいことや難しい事があるなら前もって勉強しておく
- Webサイトをポチポチとクリック出来るようにする
ここ最近のJavaScript事情など他にも色々とあるのですが、大体これらのことをやっているコーダーが多いです。
昔に比べて、コーダーはやることが爆発的に増えました
時代の変化とともにWebサイトが複雑でかっこいいデザインになり、伴ってコーディングの内容も増えてきました。
目指しているものは「Webサイトをクリック出来るようにする」なのですが、それを達成するために例えば次のものが増えました。
- 企画、デザイン、表現方法
- コーディングに使う技術
- PC・スマホ・タブレットなどWebサイトを表示する環境
時代とともにコーディングの内容が増える一方で、必要とされなくなった技術もたくさんあります。例えば、以前ならガラケーもありました。docomoやauだけの独自仕様とかもありました。あれはいったいなんだったんでしょうか。いままでありがとうございました。
昔は「ぼくのホームページ」クオリティで、Webサイト制作者もユーザーも満足していましたが、今ではあまり見なくなりました。
今時はこういう感じのWebサイトが多いです。「仕事が増えてしまった」という、どことなくネガティブな言い方もできますがこれはWebサイトが「進化した」のです。
20年前のコーディングと現在のコーディング、どちらがいいかと言えば、マウスカーソルに星マーク★o*゜を追従させて喜んでいたころよりも現在のほうが圧倒的に面白いです。
20年で職業名が変わりました
「コーダー」という呼び名の職業が減ってきました。
「コーディング=コードを書くだけ」ではないからです。
最近ではWebサイトの最新技術を追い、最適な技術を選択して設計をしてWebサイトを作り上げるということも行います。
フロントエンドエンジニア
という呼び名になっています。コードを書くだけのコーダーではなく、「エンジニアだ!」ということです。技術的な検討やアドバイスをするため、Webサイトの企画段階から参加することもあります。
弊社の求人応募からも「コーダー」という呼び名は消滅しました。(もし残っていたらこっそり消しておこう)
ちなみに海外では「Coder」という呼び名はあまり通じず、「Web developer」という呼び名が多いです。
これは宣伝なのですが、弊社のグループ会社であるクロノドライブは『フロントエンドエンジニアの教科書』という本を出版しています。
フロントエンドエンジニアの心得や何を習得すればいいのかなど、脱コーダーのための1冊となっています。
結局コーディングってなに?
コーディングを身の回りのものでわかりやすく説明すると、あなたが見ている「このWebサイト」は何処かにいるフロントエンドエンジニアがコーディングしたものです。
もしかして今スマホで見てますか? スマホの画面でも見やすい文字のサイズになってますよね?スマホでも見やすく表示出来るように、フロントエンドエンジニアが工夫してコーディングしました。
弊社の採用サイトは、もう見てくれましたか?これもフロントエンドエンジニアが(結構苦労して)コーディングしたものです。グリグリと動くでしょう。
Webの歴史と過程がいろいろとありましたが、Webサイトをクリック出来るように、今日もフロントエンドエンジニアがコーディングをしています。