3社目の正直?入社半年で心を開き始めた中途の本音
初めまして。デザイン課所属、デザイナーの高橋です。昨年10月に入社しました。今までに2回転職経験があり、当社で3社目になります。
私自身、2回経験しているので分かるのですが、転職・就職活動をしている時って本当に孤独で辛いですよね。先の見えない恐怖と戦うあの独特な憂鬱感。なんとも言い難い焦りの中で「就職」という重要な選択を行わなくてはならないのですから、「失敗したくない」という思いで必然的に慎重になるかと思います。気になる会社があっても、実際のところは入社してみないと分からないことも多いですよね。
今回は、入社してから半年ほど経った私が、デザイナー視点で当社について少し語っていきたいと思います。絶賛転職活動中のクリエイターさんや、「リスペクトってどんな会社なんだろう?」と気になっている方にとって、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
これまでの職歴とリスペクトに転職した理由
1社目では製品開発デザイナーとして働き、いくつかの商品を作りました。
しかし広告デザインをやりたいという気持ちが芽生え、2社目の印刷会社ではDTPの基礎について学びつつ、毎日多種多様な広告・印刷物のデザイン業務を行いました。
その後、元々デザインを始めたきっかけの一つが某有名AD(アートディレクター)から受けた影響だったこともあり、段々とADの仕事に興味を持ち始め、ADが複数人いるリスペクトに入社しました。
入社直後に感じた魅力
個人のビジョンを応援してくれる
今まで何度か面接を受けてきましたが、どの面接でも決まって遠回しに「うちの会社に入ったら、会社のために何をしてくれるの?」というような質問をされました。
面接対策本でも必ず企業からされる質問として上記が挙がりますよね。企業は時間とお金を掛けて採用活動をしている訳ですから、ごく自然な質問だと言えます。
リスペクトの面接でもそのような質問が来ると思って身構えていた私ですが、真逆の質問が来たので驚きました。
「うちの会社に入ったら何がしたいですか?どんな風に働きたいですか?」と。
面接を受ける側の意思を尊重してくれるんだ…と感動したのを覚えています。
入社後の上司との面談でも再度その話が挙がり、冒頭にも書いた「ADになりたい」という話を伝えると、「高橋さんのビジョンを叶えられるよう全面協力します」と言ってくださいました。
そんな風に言ってくれる会社は中々無いと思います。
もちろん、会社に甘えずに自分でビジョンに向かって努力することは必要不可欠ですが。
業務内容はテンプレに沿ってきちんと伝えてくれる
前職での話になりますが、業務内容は営業さんから口頭で伝えられることが大半でした。
そのため自分で全てその内容をメモし、分からないことは都度営業さんに聞いていました。
しかしそれは非常に効率の悪い方法です。
営業さんによって伝える内容もマチマチなので情報に統一感がなく、後で不足している内容が発覚することもしばしば…。
当社では、業務を作業担当者に伝える際は必ずテンプレートを使用することが義務付けれらています。
そのため不足情報が無く、業務を受ける側は安心して作業に取りかかれる上、後で「言った言わない」論争になることもありません。
前年度のデータを流用する業務の場合は、該当する既存のデータの保管場所も提示してもらえるのでスムーズに作業に入れます。
入社して初めて業務を任された時は、「情報も素材も全て揃ってる!」と感激しました。
デザイナーや作業者にとって、これは結構重要なポイントではないでしょうか。
同年代が多くて楽しい
今までの会社は社員の年齢層が高く、自分の親ほど歳が離れている先輩も多かったです。
それが悪いということではなく、むしろベテランの先輩方に色々教えてもらえて非常に勉強になりました。
ただ、雑談をしようとしても話が合わなかったり、飲み会に参加しても年上に気を遣いすぎて楽しめないことも結構ありました。
当社では、ちょうど平均年齢が私と同じ歳(20代後半)ということもあり、気兼ね無く話せる同年代の同僚が多く、毎日楽しく過ごせています。
どちらが良いという訳ではなく、私にとっては後者が合っていたというお話でした。
中途デザイナーから見た、他社との違い
営業さんが守ってくれる
前職では、受注が決まった瞬間に営業さんから「じゃ、後はよろしく!」とクライアントとのやりとりを全て丸投げされることもありました。
交渉が上手くない私は、直にクライアントから出される要望にそのまま応えるしかなく、厳しい納期にも苦しみながら対応していました。
守ってくれる人がいないのは非常に辛かったです…。
その点、当社の営業さんは頼りになる人ばかりです。
対応可能な納期や修正回数の制限などを初めにクライアントにきっちり提示してくれるので、こちらの負担があまりありません。
業務内容について分からないことがあった時や必要な素材の支給が遅れている時も、すぐにクライアントに確認を取ってくれます。
役職分担がしっかりしている
以前勤めていた会社は小規模だったせいか、部署は分かれているものの、人手が足りず業務を兼任することもザラにありました。
それはそれで色々な業務体験が出来て良いとは思いますが、時間が足りず本業も兼業も中途半端になってしまう可能性が高いです。
当社では営業、ディレクター、コーダー、ライター、システムエンジニア、マーケター、人事、デザイナーなど、それぞれの課に分かれ専門知識を持っているため、分からないことがあっても該当の部署の人に聞くことで大抵解決出来ます。
特に、デザイナーとしてありがたいのがクオリティマネジメントを担うチェッカーさん(校正担当)の存在です。
印刷物の業務を行う際は、校了後に必ず最終校正を行います。
作業を行ったデザイナー本人、別のデザイナー、最後にチェッカーさんの3人体制で校正を行い、誤植を防ぎます。
部署ごとに専門分野の人がいると、頼りになるし良い刺激にもなります。
時には良いライバル、時には良い仲間として互いに切磋琢磨出来る同僚が多数いるのはありがたいことです。
どのような業務に携わっているか
Webサイト制作のサポート
入社時、私にはWebデザインの知識と経験がほとんどありませんでした。
しかし世の中の案件の割合はだいぶ前から「Web>印刷」になってきており、当社の業務もWebが大部分を占めています。
そのため私もWebのデザインを勉強する必要があると感じ、自身でも前々から興味があったので「学びたい」と上司に伝えました。
初めから全てのデザインを行うのは難しいため、ますは補助としてWeb制作チームに参加させてもらっています。
先輩がトップページなどのメインページのデザインを行い、それを踏襲して下層ページを作っていきます。
下層ページの作成は一見簡単に思えますが、クライアントの意図と先輩デザイナーの意図を両方汲み取らなければいけないため、初めのうちは1ページを作るだけでも結構時間がかかってしまいました。
トンマナを揃える感覚も身についておらず、何度も修正作業が発生してしまったこともあります。
ただ、色々なWebの下層ページを作っていくうちにその感覚も自然と養われていくため、私と同じようにWebの経験が無い方でも大丈夫だと思います。
デザインについても、先輩デザイナーが親身になって相談に乗ってくれます。
展示会の制作
当社では年に数回、ビッグサイトで行われる大規模展示会に出展しています。
人事・総務・Web販促などあらゆるジャンルのサービスを展開し、新規クライアントの獲得に努めています。
そんな展示会の制作部分で大きな役割を担っているのが、デザイナーです。
展示会で配る販促物のデザインを始め、ブース自体の設計や壁面のデザインも任せてもらっています。
普段はWebや印刷物などの平面的なデザインが多いのですが、展示会は空間デザインを経験できる貴重な機会です。
私も展示会の制作に携わらせてもらっています。
展示会の制作も未経験だったのですが、他部署の人に相談することで新しい知識を身につけたり、今まで業務で関わったことのない人とも交流でき、期間中はとても新鮮な日々を過ごせます。
展示会が無事に迎えられるか、無事に終えられるかと心配になったりもしますが、全てが終わった後の達成感は非常に大きいです。
印刷物のデザイン・先輩デザイナーの校正
社内に印刷の基礎知識や経験を持っているデザイナーが少ないため、印刷物の案件を任せてもらえることが多いです。
「Webの勉強もしたい。でも印刷物のデザインも続けていきたい」という私にとって、非常にありがたいです。
先輩や上司が制作した印刷物の校正(ダブルチェック)を担当させてもらえることも多く、校正作業が好きなので楽しく作業しています。
入社半年で感じたあれこれ
タイトルの回収
私は極度の人見知り&コミュ障のため、どんな組織に入っても最初は猫を1,000匹くらい被っています。
自分の意志で被っている訳ではなく、自然とそうなってしまうのです。厄介ですね。
心を完全に開くまでに最低でも3年はかかります。
しかし、 「入社直後に感じた魅力」にも書いたように同年代が多いためか、既に心を開きかけている自分がいます。というか開いてきました。
当社では、朝礼の後にランダムで組まれたグループで10分間お喋りをする「朝コミュ」という時間があるのですが、それの存在も大きいと思います。
他人の顔と名前を覚えるのが大の苦手なのですが、「朝コミュ」のおかげですぐに他部署の人を覚えられました。
また、私は自分自身のことを話すのも苦手なのですが、少しでも早くみんなと打ち解けたいと思い、積極的に喋るように心掛けました。
そのおかげで、私自身がどういう人間かというのも少しずつ周りの方に分かってもらえたと思います。
口下手な割にお喋りは大好きなため、「明日は何を話そうかな」「来週は誰とグループになるのかな」と、いつも朝コミュを楽しみにしています。
なんやかんや自分の話をし過ぎてしまいましたが、とにかく楽しい職場であることは間違いありません。
いかがだったでしょうか。
このブログを読んで、少しでも当社に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
皆さんの応募を心からお待ちしております。