Respect Blog リスペクトブログ

マーケティング・コンサルティング・サイト制作
ITベンチャー企業の社員がノウハウや
仕事の試みを毎週綴ります

180426_デザイナー_eye

リスペクトデザイナーの新人教育

デザイナー

こんにちは!デザイナー歴5年のデラです!

リスペクトでは毎年、新卒採用を行っています。リスペクトに入社したからには、全力でクリエイティブを楽しみながら働いてもらいたいと思います。

今回は、新入社員向けにどんなサポート体制があるのかを知っていただくために、新人デザイナーの教育をどのように行っているかについてお話します。

 

技術は見て盗め、オレの背中を見て育て、新人なら根性見せろ!はかなり古い

180426_デザイナー

スキルアップしたいなら先輩社員の仕事を見て学べ、寝ずに案を絞り出してこい!そんなデザイナー文化があったという話を先輩社員の方々から聞いたことがあります。なんて体育会系な文化なんでしょう。(私はそんなこと言われたことありませんが。)確かに成長はするだろうけど、心身ともに疲れ切ってデザイナー人生が短命に終わってしまいそうですね……。

リスペクトでは新人に楽しく働きながら成長してもらいたい!先輩社員も新人デザイナーと一緒に切磋琢磨して仕事がしたい!そう思っています。では「どのように教育指導を行っているか」について、具体的な制度や方法を元に紹介します。

 

入社から1年で独り立ちすることを目指す「ブラザー制」

180426_デザイナー_02

デザイン課では入社してから1年で独り立ちすることを目標に、「ブラザー制」を導入しています。ブラザー制とは、新人デザイナー1人に対して1人の先輩社員をつけて、兄弟のように指導教育をする制度です。

ブラザー制では、教育担当の先輩社員が新人のタスク管理などの業務フォロー、メンタルフォロー、定期面談の実施などなど、手厚いサポートを通して成長を支援します。新卒で入社すると、まずは全職種の新入社員で「新人研修」を行います。新人研修が終わり、正式に部門配属になる時にブラザー制が始まります。部門に配属されてもすぐには一人で案件対応ができないため、先輩社員が持つ案件の一部を担当してもらいます。そして徐々に先輩社員の仕事のアシスタントについてもらう形で、一人で案件を担当できるようになるまでの約一年間をサポートしていきます。

サポートを受けている新人は真剣に仕事に取り組んでくれることもあり、毎年順調に新人が成長しています。

教育担当者にとって新人が成長し、周りからの評価が増え、活躍している姿を見れることはとても嬉しいことです。一方で教育担当者も自分の仕事をやりながら新人の指導するため、どんどん成長する新人の成長度合いに合ったタスクを振っていくのは意外と大変ではあります。

新人は、どれくらいデザイナーとして日々成長しているのか、どんな仕事ができるようになったのか、課題はなにか…など、振り返ることは大切です。でも日々の業務を必死にやっていると毎日あっという間に過ぎて、新人も教育担当者もこうした振り返りの時間を取ることが難しくなってしまいます。

そこで「年間スケジュール」と「スキルシート」を使い、3ヶ月毎の定期面談で、成長度を教育担当の先輩社員と共有しています。デザイナー課では1年で独り立ちしてもらうために、こうして計画的にスキルアップを図っています。
 

いつまでになにを達成するか、を整理する「年間スケジュール」

1年で独り立ちしてもらうためのツールとして、新人デザイナー用の年間スケジュールがあります。

年間スケジュールでは紙面デザイン、Webデザインごとに一年間でどんな案件ができるようになりたいかを教育担当の先輩社員と考え、3ヶ月単位で大まかな目標を組みます。

案件のレベルや受注状況によって変動はありますが、概ねスケジュール通り指導しています。
 

デザインの技術・知識の習得が分かる「スキルシート」

デザインソフトのオペレーション技術・知識面のスキルを一覧化したものです。ソフト操作・クオリティ・知識の軸にわけ、その軸ごとにクリアしてほしい項目を書いています。そして年間スケジュールに合わせて3ヶ月の間でどれだけ成長できるようになったのかを振り返ります。また次回定期面談までの課題はなにか、どれをクリアしなければならないかなどなど、スキルアップについても教育担当者と共有していきます。

 

スキル・案件以外の悩みが相談できる「面談」

デザイン課では配属されてからの約一年間、3ヶ月おきに教育担当者と面談を行います。その時に年間スケジュールとスキルシートを使います。

面談ではスキル状況の他に、日頃抱えている案件以外の悩み事なども話してもらいます。これが結構重要で、普段はどうしても案件を通じてしかやり取りがないため、意外と案件以外の仕事の悩み・相談事を話せなくなりがちです。

私がこれまでに指導してきた新入社員は、配属したばかりのころは目の前のタスクに必死で案件以外の相談はあまり多くありませんでした。でもできることが増え、目標が見えてくると悩みや相談したいことが増えてくるため、できるだけそこを聞き取れるようにしています。

話を聞いて整理してあげることで、新人の悩みや解決方法がクリアになることが多いので、多めにヒアリングする時間をとっています。
 

まとめ

180426_デザイナー_03

今回はリスペクトデザイナーの独自の教育方法をご紹介しました。新人教育指導はやることがいっぱいで大変ですが、手をかけた分だけ成長してくれる後輩は可愛く、一緒に働いて楽しく感じられますね。新人は年間スケジュールがあることで、自分が今いる位置と目標を確認でき、スキルシートで技術の習得度が分かるようになります。さらに面談で案件以外の仕事の相談もできるのでスキルアップにつながります。

教育担当者としては、自分の知識、技術をアウトプットすることで、自分の成長度も知ることができたり、自分のモチベーションアップやチーム力の強化にも繋がっていると思いました。