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仕事選びに迷う就活生へ~キャリアチェンジ経験者が語る仕事選びの話

こんにちは。アートディレクション課のKです。
就活していて「仕事選び」に悩む人は多いと思います。「就活 仕事選び」をGoogle先生で検索すると関連キーワードに「仕事選び 失敗」とか出てくるあたり、非常に難しい悩みであることがよく分かります。

私も就活中に「やりがいがある仕事です!」「業界にインパクトを起こす仕事です!」などなど色んな企業のうたい文句を見てきましたがイマイチピンときませんでした。業界研究をしてても社会人経験がない私にとっては「ふーんそれってどんな仕事なんじゃらほい(´・ω・`)」とあんまりイメージが湧かないわけです。で、「自分って結局なんの仕事したいんだろう_(:3」∠)_」と悩むのです。

ということで、私のブログ記事ではそんな悩める就活生の皆様へ向け、私の営業職とクリエイティブ職それぞれの経験を元に「こんなことができる仕事」「こんな経験ができるよ!」というのをお話していこうと思います。就活における仕事選びのヒントになれば幸いです。

 

得られた経験 営業職編

美大を出て、新卒でリスペクトに入社し、東京の営業部に配属となりました。私の場合はやりたいことが多い人間だったので、仕事を決めるにあたっては「自由な環境」や「短期間で成長できる」ことを就活の軸にしていました。リスペクトはその点、私の考えにマッチする部分が多く入社を決めましたが、それまでに企業は40~50社くらいは見ています。

途中でクリエイティブ職に転向したため、私の営業キャリアは一年半と他の同期に比べたら少ないものですが、その中で得られた経験をまずはご紹介します。

 

①対人折衝能力

ありきたりかもしれませんが、一番に思いつくのはこれです。社会人として、仕事をしていくのに必須の基礎スキルです。営業は常に商売の最前線にいる存在ですから、臨機応変に対応する力が身につきます。研修で電話やメールの対応は学ぶので、なんとなくイメージはつかめますが、実際のお客様と対応するとマニュアル通りにはいかないものです。予想の斜め上を行く質問をされたり意見を求められたりしますから、とっさの判断で乗り切らなくてはいけません。

 

②根本的な課題を引き出す力

弊社のソリューション営業はWebサイトや広告媒体、社内体制などに何かしらの課題を抱えた、既にニーズのあるお客様の元へ訪問します(飛び込み営業はしません)。が、お客様によっては、表に出ている課題しか認識できていなかったり、そもそも改善しようとしている箇所が間違っているなど、課題の意味を履き違えていることもあります。それに気付いた際はお話を伺いながら、「なるほどそういう課題があるんですね。では、この部分はどのような体制なんですか?」などとどんどん深掘りしていくため、課題の根本にある原因を引き出していくヒアリング力が身につきます。顧客が気づいていない課題解決を提案できれば、お客様との信頼関係も築ける上、案件規模も大きくなります。

 

③情報収集能力

弊社はメーカーや塾、人材派遣会社、飲食店、結婚式場、学校などなどさまざまな業種・業界のクライアントを抱えています。当然、顧客の持つ課題や求める制作物、規模もバラバラですから、営業する場合はお客様の情報だけでなく、業界特有の事情も把握しなければなりません。

例えば、「競合はどこか」「業界のトップ企業はどんなところか」「ここ数年の業界の状況はどうか」などです。お客様にとって有益な情報を提示できれば、それをきっかけに話が進んだり新たな課題が見つかったりします。そして自分の引き出しが増えればどんなクライアントにも柔軟に対応でき、応用力も高められます。

 

年に何度か出展する企業展示会にて、当日の反省と翌日の営業戦略を練る会と会場で奮闘する筆者K。なおこの後高熱でダウンした模様(虚弱体質)

 

得られた経験 クリエイティブ職編

少し身の上話になりますが。私が美大に入った理由は地元で三代続く実家の写真業を継ぐためでした。元々は卒業後すぐ地元に戻る腹づもりでいたのですが、このご時世ですから外の世界でいくらか揉まれて、色んな知識知見を吸収してからのほうが将来のためになるであろうと思い立ちリスペクトに入社したのであります。営業職では対人折衝の方法を学べたので自身の今後のキャリアステップを考え、実際に手と頭を動かす制作の仕事につきたいことを小原さん(社長)へ直々に相談しました。そして仙台で制作チームの一員として制作進行を主な仕事とする「アートディレクター」として仕事をはじめました。営業とは違う環境は、これまでの経験とのギャップを感じることも…。そんな経験をご紹介します。

 

①「決定事項」を伝える力

営業をしているとどうしても「あれもできます、これもできます」と風呂敷を広げがちです。しかし、実際に制作の現場でそのような「営業トーク」をしてしまうと「できるっていったじゃないか!」とお客様からクレームが入り、トラブルのもとになってしまいます。実際、私も確証も裏付けもない状況で「あー大丈夫ですよできます」とお客様との打ち合わせで口走ってしまい、苦い経験をしたことがあります……。制作工程ではお客様の理想に寄り添いながらも、できるできないをしっかり伝えることも重要なのです。

 

②マネジメント力

お客様の要望も汲みつつ、制作者のモチベーションも保ちながら案件を進めていく。散々他の媒体でも言われていることですが、実際に体験すると本当に大変です。

お客様から思うような回答が得られない、突然大掛かりな変更を依頼される、そして制作者に平謝りしてなんとか対応してもらう……などなど自分の想定通りにいかないことの連続でした。

制作に関することは「うまくいく前提」ではなく「うまくいかない前提」で、常にイレギュラーが発生しうることを頭に入れてマネジメントするのが重要だと身を持って感じます。

 

③判断力・決定力

弊社の場合、制作仕様やデザインテイストの最終的な判断・決定権はディレクターが持つことが多いです。お客様の要望、ユーザーの視点、これが課題解決の最適解なのか……などなどさまざまな要素を検討して物事を判断せねばなりません。もちろん専門外の分野は他部門の方や知識知見の多い上長に相談しながら進めますが、「自分が考える最適解はどんなものか」という1つの方針をしっかり持っていないと、物事は決まりません。

そのためには自分自身の知見を広く持ち、物事を俯瞰的に把握する力を養わねばなりません。私もまだまだ勉強している身なので偉そうなことは言えませんが、自分で考え判断する力は確実に得られるスキルだと言えます。

 

弊社制作室の一部。大学の経験も活かし、社内案件でも時々写真を撮ってます。

 

まとめ

つらつらと私の体験談をお話してきましたがいかがでしたか?

ちなみに、社内でこれだけ短期間でキャリアチェンジしているのは私くらいです……。

おかげで社内でも「Kさんは何やってる人なの?」という目で見られます(´・ω・`)

でも裏を返せば、リスペクトは個々の社員の成長を手厚く支援してくれる会社とも言えます。「社員の成長は共有財産」と小原さんが仰るように、新卒でも声を上げれば挑戦できる機会があり、それを支援してくれる土壌がありますから、そういった意味ではとても恵まれた環境だと感じます。

 

この記事を読んで「なるほどこんな経験が得られるのか~」「こんな仕事なんだ~」というのが少しでも伝わってたなら幸いです。そして、何をやりたいか迷っている人、自由な環境でやりたいことを見つけたい人がリスペクトにちょっとでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(´・ω・)ノシ